“土壁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つちかべ80.0%
どへき20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
春木は、空井戸の土壁つちかべに、足場の穴を掘り、それを伝って上へあがることを思いついた。そこで、早速さっそくその仕事を始めた。
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
村といっても、十二—三軒の家だけで、その家はみんな、低い土壁つちかべ瓦屋根かわらやねをのせて、入口が一つついているきりでした。
金の目銀の目 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
こと發端ほつたんは、明治十三年めいじじゆうさんねん二月二十二日にがつにちじゆうににち横濱よこはまならびにその近郊きんこうおいて、煉瓦煙突れんがえんとつならび土壁どへき小破損しようはそんしようぜしめた地震ぢしんにある。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
當時とうじ著者ちよしや大學だいがくける卒業試驗そつぎようしけん準備中じゆんびちゆうでつて、つくゑむかつて靜座せいざしてゐたが、地震ぢしん初期微動しよきびどうおいすで土壁どへき龜裂きれつしきれ/″\になつてちてるので、みづかしつ中央部ちゆうおうぶまでうごいたけれども
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)