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土壁
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つちかべ
ふりがな文庫
“
土壁
(
つちかべ
)” の例文
春木は、空井戸の
土壁
(
つちかべ
)
に、足場の穴を掘り、それを伝って上へあがることを思いついた。そこで、
早速
(
さっそく
)
その仕事を始めた。
少年探偵長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
村といっても、十二—三軒の家だけで、その家はみんな、低い
土壁
(
つちかべ
)
に
瓦屋根
(
かわらやね
)
をのせて、入口が一つついているきりでした。
金の目銀の目
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
實
(
じつ
)
に
木造家屋
(
もくぞうかおく
)
が
單
(
たん
)
に
屋根瓦
(
やねがはら
)
と
土壁
(
つちかべ
)
とを
取除
(
とりのぞ
)
かれただけならば、これあるときに
比較
(
ひかく
)
して
耐震價値
(
たいしんかち
)
を
増
(
ま
)
したといへる。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
西日悲しき
土壁
(
つちかべ
)
の
藤村詩抄:島崎藤村自選
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
一秒間
(
いちびようかん
)
に
二三回
(
にさんかい
)
も
繰返
(
くりかへ
)
されるほどの
急激
(
きゆうげき
)
なものであつたならば、
木造家屋
(
もくぞうかおく
)
や
土藏
(
どぞう
)
の
土壁
(
つちかべ
)
を
落
(
おと
)
し、
器物
(
きぶつ
)
を
棚
(
たな
)
の
上
(
うへ
)
から
轉落
(
てんらく
)
せしめる
位
(
くらゐ
)
のことはあり
得
(
う
)
べきである。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
▼ もっと見る
それ
故
(
ゆゑ
)
餘
(
あま
)
り
大
(
おほ
)
きくない
地震
(
ぢしん
)
、
例
(
たと
)
へば
漸
(
やうや
)
く
器物
(
きぶつ
)
を
顛倒
(
てんとう
)
し
土壁
(
つちかべ
)
を
損
(
そん
)
し
粗造
(
そぞう
)
な
煉瓦
(
れんが
)
煙突
(
えんとつ
)
を
損傷
(
そんしよう
)
するに
止
(
とゞ
)
まる
程度
(
ていど
)
に
於
(
おい
)
ても、
石燈籠
(
いしどうろう
)
の
顛倒
(
てんとう
)
によつて
兒童
(
じどう
)
の
壓死者
(
あつししや
)
を
出
(
だ
)
すことが
珍
(
めづら
)
しくない。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
“土壁”の解説
土壁(つちかべ)は、土を用いて作られた壁の総称である。日本においては左官という専門職によって施工される。
(出典:Wikipedia)
土
常用漢字
小1
部首:⼟
3画
壁
常用漢字
中学
部首:⼟
16画
“土”で始まる語句
土産
土
土地
土塀
土間
土器
土手
土瓶
土堤
土耳古