“損傷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そんしょう54.5%
きず18.2%
そんしよう9.1%
いたみ9.1%
そこな9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
乗組員の多数は、艇外ていがいへとび出して宇宙塵に損傷そんしょうした穴の方から消火につとめた。このとき彼らは、やはり空気かぶとをかぶらなくてはならなかった。
三十年後の世界 (新字新仮名) / 海野十三(著)
金庫には何の損傷きずもなく、明かに合鍵を用いて開いたものに相違ありません、では、どうして組合せ文字を知ったかそれが、第一の不思議です。
判官三郎の正体 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
したがつて地震動ぢしんどう性質せいしつ地震ぢしん損傷そんしようしない土木工事どぼくこうじや、建築けんちく仕方しかたとうについての研究けんきゆう非常ひじようすゝみ、木造もくぞうならび西洋風せいようふう家屋かおくにつき耐震構造法たいしんこうぞうほうなどほとんど完全かんぜんいきすゝんだ。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
「この床の間ぢやよ、——見事な大幅での、げん時代のものにしては大した損傷いたみもなく、目の覺めるやうな極彩色ごくさいしよくぢや。五人の唐子からこ牡丹ぼたんの咲き亂れる庭で、遊んでゐる圖ぢや」
松、五葉松、楢、桂の類から、アクダラの樹やとちの樹のやうな樹でも、それが損傷そこなはれずに老いて巨大になれば、それ/″\の美しさをもて人に酬いる。
華厳滝 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)