損傷そんしょう)” の例文
乗組員の多数は、艇外ていがいへとび出して宇宙塵に損傷そんしょうした穴の方から消火につとめた。このとき彼らは、やはり空気かぶとをかぶらなくてはならなかった。
三十年後の世界 (新字新仮名) / 海野十三(著)
じっさいそれは不幸中のさいわいであった、船は暗礁あんしょうの上にすわったので、外部には少しぐらいの損傷そんしょうがあったが、浸水しんすいするほどの損害そんがいはなかった、だが動かなくなった船をどうするか。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
おそるべき妖力ようりょくを持つあの霊魂第十号をうち倒して、隆夫が損傷そんしょうなく無事に元の肉体をとり戻すためには、どうしてもやり遂げなくてはならない仕事だった。
霊魂第十号の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ところがあの騒ぎによって彼女の身体に大きな異変が起った。それは飛んで来た硫酸に眼を犯され、右眼うがんは大した損傷そんしょうもなかったが、左眼さがんはまるで駄目になった。
赤外線男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
私達の持って居ります愛国防空隊との活躍によって多大の損傷そんしょうを与えることが出来ましたが、しかし最後の一戦をいどんで帝都へ押寄せて来ました飛行船飛行機の数は、無慮むりょ一千五百機。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
地中海から廻航中かいこうちゅうの英艦隊が、例によってドイツ潜水艦のため、多少の損傷そんしょうこうむったとだけ報ぜられ、四隻とも即時そくじ撃沈げきちんされたことにも、また金博士の弩竜号が活躍したことについても