“無慮”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むりょ80.0%
むりよ13.3%
おおよそ6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひょうのごとき男女が無慮むりょ二、三十人も跳びついて来て、彼のからだをがんじがらめに、どこかへ引ッかついで行ってしまったのだ。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
A 大隈侯おほくまこうまへ正月しやうぐわつ受取うけとつた年始ねんし葉書はがき無慮むりよ十八まん五千九十九まいで、毎日々々まいにち/\郵便局いうびんきよくからだいぐるまはこびこんだとふが、隨分ずゐぶんきみエライもんぢやないか。
ハガキ運動 (旧字旧仮名) / 堺利彦(著)
そして、本棚のあちこちから、本を抜き出し、ページの間から、一つずつオパール色の手紙をとり出した。無慮おおよそ二十通位の手紙がバナナのように机の上に積み重ねられた。