“妖力”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ようりょく66.7%
ようりき33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おそるべき妖力ようりょくを持つあの霊魂第十号をうち倒して、隆夫が損傷そんしょうなく無事に元の肉体をとり戻すためには、どうしてもやり遂げなくてはならない仕事だった。
霊魂第十号の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ただあの妖力ようりょくある女郎蜘蛛じょろうぐものように、生きていたい要求から毎日その美しい網を四つ手に張った。
或る女:1(前編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
それは心臓の中で一か月も化膿かのうしていた腫物はれものが、急につぶれたような思いだった。自由、自由! 今こそ彼はああしたまよわしから、魔法から、妖力ようりきから、悪魔の誘惑から解放されたのである。