妖力ようりょく)” の例文
おそるべき妖力ようりょくを持つあの霊魂第十号をうち倒して、隆夫が損傷そんしょうなく無事に元の肉体をとり戻すためには、どうしてもやり遂げなくてはならない仕事だった。
霊魂第十号の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ただあの妖力ようりょくある女郎蜘蛛じょろうぐものように、生きていたい要求から毎日その美しい網を四つ手に張った。
或る女:1(前編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)