“不治”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふじ42.9%
ふち28.6%
ふぢ28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
当時旧藩主が不治ふじ蓄膿症ちくのうしょうに罹っていられたので、私は早速鼻科の研究に独逸へ参りました。
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
三日位徹夜したって何ともないと無闇むやみ威張いばってわざわざ極端な不養生を自慢するのがちょうどこの時代の人たちだ。その不養生が積もりつもって三十五歳以上四十歳以下の年齢に不治ふちの病気を発する。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
あるは不治ふぢの患者のとこした野菜やさいを切る看護の尼か。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)