“智積院”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちしゃくいん80.0%
ちじゃくいん20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところが二三日のち、よく主顧とくいにしていた、大仏前だいぶつまえ智積院ちしゃくいんという寺へ、用が出来たので、例の如く、私は書籍を背負しょって行った。
子供の霊 (新字新仮名) / 岡崎雪声(著)
ほとんどすべての大本山がここに集ります。浄土宗の知恩院ちおんいん百万遍ひゃくまんべん真言しんごん宗の東寺とうじ智積院ちしゃくいん、真宗の両本願寺ほんがんじ、禅宗の南禅寺なんぜんじ妙心寺みょうしんじ大徳寺だいとくじ、時宗の歓喜光寺かんきこうじ、天台宗の妙法院みょうほういん延暦寺えんりゃくじ
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
三十三間堂の塀ときては塀の中の巨人であるし、智積院ちじゃくいん屏風びょうぶときては、あの前に坐った秀吉が花の中の小猿のように見えたであろう。芸術も糞もないようである。
日本文化私観 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)