智積院ちしゃくいん)” の例文
ところが二三日のち、よく主顧とくいにしていた、大仏前だいぶつまえ智積院ちしゃくいんという寺へ、用が出来たので、例の如く、私は書籍を背負しょって行った。
子供の霊 (新字新仮名) / 岡崎雪声(著)
ほとんどすべての大本山がここに集ります。浄土宗の知恩院ちおんいん百万遍ひゃくまんべん真言しんごん宗の東寺とうじ智積院ちしゃくいん、真宗の両本願寺ほんがんじ、禅宗の南禅寺なんぜんじ妙心寺みょうしんじ大徳寺だいとくじ、時宗の歓喜光寺かんきこうじ、天台宗の妙法院みょうほういん延暦寺えんりゃくじ
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
智積院ちしゃくいん、大安寺、その他の永徳を見て、天球院の山楽を見ることを忘れてはなりませんよ——拙者が、これから行って見ようとする松島の観瀾亭というのは、伊達政宗が、桃山城のうちの一廓を
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「湯加僧正は、このほど、京都の智積院ちしゃくいんへ帰られたそうな」
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)