“心積”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つも33.3%
こころづも33.3%
こゝろつも16.7%
こゝろづも16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
裁判長は白いひげを噛みながら、「本当にやめる心積つもりか?」と訊きかえした。「そうです、考えるところがあって……。」山崎は頭を伏せたまゝブツ/\と云った。
母たち (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
婆さんに聞きました心積こころづもり、学生の方が自炊をしておいでと云えば、土瓶か徳利とっくりに汲んで事は足りる、と何となく思ってでもおりましたせいか、そのどうも水を汲む音が
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
桟敷は特等席だ。心積こゝろつもりのある者は今から申込んで置くに限る。
おもしろいことは、——停車場ていしやば肱下ひぢさがりに、ぐる/\と挽出ひきだすと、もなく、踏切ふみきりさうとして梶棒かぢぼうひかへて、目當めあて旅宿りよしゆくは、とくから、心積こゝろづもりの、明山閣めいざんかくふのだとこたへると、うかね、これ
飯坂ゆき (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)