『母たち』
弟が面会に行くとき、今度の事件のことをお前に知らせるようにと云ってやった。 差入のことや家のことや色々なことを云った後で、弟は片方の眼だけを何べんもパチ/\させながら、「故里の方はとても吹雪いているんだって。」と云った。するとお前は、「そう …
著者 | 小林多喜二 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 小説 物語 |
初出 | 「改造」改造社、1931(昭和6)年11月号 |
文字種別 | 新字新仮名 |
読書目安時間 | 約20分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約34分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
殴
転
恥
夫
羨
故里
蒼白
奴
失敗
外
吹雪
馳
監獄
負
編笠
糞
積
碌
硝子
若
蒲団
直
蜜柑
訊
詐欺
沢山
貰
賞
足袋
転
鋏
頬
顎
顫
髯
鮭
家
何処
何時
傲慢
優
其処
処
口惜
吃驚
呑気
周章
困
外套
異
廻
強姦
心積
怒鳴
愈々
懐
所謂
掻
林檎
他人
独
独言
題名が同じ作品