“つも”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ツモ
語句割合
92.8%
3.6%
心積1.2%
1.2%
堆積0.6%
0.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
横笛四邊あたりを打ち見やれば、八重葎やへむぐらしげりて門を閉ぢ、拂はぬ庭に落葉つもりて、秋風吹きし跡もなし。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
「いゝつもりだなあ。僕も、あんな風に一日いちんちほんを読んだり、音楽を聞きに行つたりしてくらして居たいな」
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
これより、愈々本論にはいる訳である。この章では、一般的に大衆文芸は、如何なる文章を適当とするか、を講ずるつもりである。
大衆文芸作法 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
「数にして三十枚よ。さあおあしつももったら? ああ妾にゃア見当がつかない」
銀三十枚 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
裁判長は白いひげを噛みながら、「本当にやめる心積つもりか?」と訊きかえした。
母たち (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
私は、女が最初から朝まで寝ない心積つもりでいたことをハッキリとさとった。
党生活者 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
すべての文学者ぶんがくしや支払しはら原稿料げんかうれうつもれば一万とん甲鉄艦かふてつかん何艘なんざうかをつくるにあたるべく
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
いいえ、つもっても御覧、小六ねえさんなんざ、いままでのお礼心で、据えておいたって可いんじゃあないか。私も世話になってるし、内のは大抵みんな小六ねえさんに仕込まれたひとだもの、座をこれまでにしたのはみんなあのひとの丹精じゃあないか。
照葉狂言 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そしていったいあの祠には何が祭ってあるのだろう! 彼らの神か? 宝物か? そして大きなあの丘はただ砂の堆積つもったものだろうか? それとも何かがあの丘の中に隠されてあるのではあるまいか?
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
あくる日、またおつもが痛み始めて——ちやうど二週間目になつてゐました——そいでおやすみになつたまゝ、もうお目覺めにやならなかつたんでございます。お兄さまがお部屋へいらして御覽になつた時にや、もう大方固くなつてゐらつしやいました。あゝ、お孃さん方、ほんとにお父さまは古いお血統ちすぢの一番おしまひのお方でございましたよ。