“たいせき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
堆積72.4%
対蹠13.2%
大石10.5%
堆石2.6%
体積1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
言葉どおりに水平に吹雪ふぶく雪の中を、後ろのほうから、見上げるような大きな水の堆積たいせきが、想像も及ばない早さでひた押しに押して来る。
生まれいずる悩み (新字新仮名) / 有島武郎(著)
この点において愛は名誉心と対蹠たいせき的である。愛は謙虚であることを求め、そして名誉心は最もしばしば傲慢ごうまんである。
人生論ノート (新字新仮名) / 三木清(著)
「それぢや一と風呂浴びて來るが、——その間によく考へて置くが宜い。その大石たいせきはどう考へたところでいきはあるまいが」
氷河のし流した堆石たいせきを使ったりしているのが、私たち富士山で、万年雪を物色したり、日本アルプスで、「カアル」のあとを、氷河時代の遺蹟かいなかと、論じ合ったりしている手合いに
火と氷のシャスタ山 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
バスト、九十五……いまさら減食ダイエトをしたって、追いつくような体積たいせきですか。
喪服 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)