“堆石”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たいせき33.3%
モレイン33.3%
つみいし16.7%
モレーン16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これによると、最後の氷河期の氷河が崑崙こんろん北麓ほくろくに押し出して来て今のコータンの近くに堆石たいせきの帯を作っている。
ロプ・ノールその他 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
氷河には堆石モレインがつきものである。氷河が流れ下るときには、両岸や底の岩壁を削りとって、たくさんの小石を運んでくる。また両側から、石や泥が、氷河の上に転落する。
アラスカの氷河 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
わがからだの骨は、今も重き堆石つみいしに護られ、ベネヴェントに近き橋のたもとにありしなるべし 一二七—一二九
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
私見ではこれらの実体は、或は堆石モレーン堤ではないかと思うが、その点はなお、辻村博士のような専門学者の説をたたいて見たいと思っている。
残雪の幻像 (新字新仮名) / 中村清太郎(著)