“北麓”の読み方と例文
読み方割合
ほくろく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これによると、最後の氷河期の氷河が崑崙こんろん北麓ほくろくに押し出して来て今のコータンの近くに堆石たいせきの帯を作っている。
ロプ・ノールその他 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
日本にも『東鑑』に、俣野景久、橘遠茂の軍勢を相具し甲斐源氏をたんと富士北麓ほくろくに宿った夜、その兵の弓絃を鼠に噛み尽くされついに敗軍したとあり。
第×師団第×聯隊の白襷隊しろだすきたいは、松樹山しょうじゅざん補備砲台ほびほうだいを奪取するために、九十三高地くじゅうさんこうち北麓ほくろくを出発した。
将軍 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)