“崑崙”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こんろん86.7%
コンロン13.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
机の上に書きさしの紙がべっとり、せっかく六道能化ろくどうのうげまで来た校合の上に、硯の海がくつがえって、黒漆の崑崙こんろんおどり出します。
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
伊藤仁斎や山井崑崙こんろんなどの、「シナにおいてはかつて考えられなかったような日本特有の論語に対する見解」である。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
木綿は平安朝のごく始めに、崑崙コンロン人が種を携えて漂着したと古記にはあるが、実際それが普及したらしい形跡は無い。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
北に崑崙コンロン、東にタングラ、南は二万九千尺のエヴェレストと二万八千尺のカンチェンジュンガを含むヒマラヤ、西はトランスヒマラヤの雄大な山脈をめぐらし
新西遊記 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)