“おおいし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
巨石75.0%
大石25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「見ろ、この太縄を切って落せば、五人は道具部屋の中で巨石おおいしに打たれて塩辛になって死ぬばかりだ」
欝蒼としたけやきえのき、杉、松の巨木に囲まれた万延寺裏手の墓地外れに一際目立つ「蔵元先祖代々之墓」と彫った巨石おおいしが立っているのが、木の間隠れに往来から見える。
大石おおいし先生。でもからだは、ちっちゃあい人。小林でもわたしはのっぽだけど、ほんとに、ちっちゃあい人よ。わたしのかたぐらい」
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
伽婢子おとぎぼうこ」巻の十二に「大石おおいし相戦あいたたこう」と題して、上杉謙信うえすぎけんしん春日山かすがやまの城で大石が二つある日の夕方しきりにおどり動いて相衝突し夜半過ぎまでけんかをして結局互いに砕けてしまった。
化け物の進化 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)