“つむり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
頭90.2%
頭髪3.9%
頭顱1.3%
頭髮1.3%
脳0.7%
天窓0.7%
積0.7%
腦0.7%
首0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「どこから。」といって勇美子は嬉しそうな、そして頭(つむり)を下げていたせいであろう、耳朶(みみもと)に少し汗が染(にじ)んで、眶(まぶち)の染まった顔を上げた。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
並背(なみぜい)にていが栗の頭髪(つむり)も思ひなしか俗とは変りて、藤本信如(ふぢもとのぶゆき)と訓(よみ)にてすませど、何処(どこ)やら釈(しやく)といひたげの素振(そぶり)なり。
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
過般(こないだ)も宴会(えんかい)の席で頓狂(とんきょう)な雛妓(おしゃく)めが、あなたのお頭顱(つむり)とかけてお恰好(かっこう)の紅絹(もみ)と解(と)きますよ、というから、その心はと聞いたら、地が透(す)いて赤く見えますと云って笑い転(ころ)げたが
太郎坊 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
並背(なみぜい)にていが栗(ぐり)の頭髮(つむり)も思(おも)ひなしか俗(ぞく)とは變(かは)りて、藤本信如(ふぢもとのぶゆき)と訓(よみ)にてすませど、何處(どこ)やら釋(しやく)といひたげの素振(そぶり)なり。
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
窓を透(すか)して、独居(ひとり)の時、かの可哀(あわれ)に苔(こけ)生(お)いたる青楓の材を見れば、また姉上の憂目を訴えたまいしがごとく思われつつ、心太(いた)く惑いて脳(つむり)の苦しきが、いずれか是なる、いずれか非なる。
照葉狂言 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
脳(つむり)苦しければ、目を眠りて静(しずか)に居つ。
照葉狂言 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「はい、」といったッきり、愛吉はしばらく差俯向(さしうつむ)いていたが、思出したように天窓(つむり)を上げて
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「兄弟等(きやうでえら)げ分(わ)けてなんざあ遣(や)んねえ積(つむり)なんでさね」
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
お前(まへ)はまだ寐(ね)ないのかえ、と障子(しようじ)の外(そと)から聲(こゑ)をかけて、奧(おく)さまずつと入(い)り玉(たま)へば、室内(うち)なる男(をとこ)は讀書(どくしよ)の腦(つむり)を驚(おどろ)かされて、思(おも)ひがけぬやうな惘(あき)れ顏(がほ)をかしう、奧(おく)さま笑(わら)ふて立(た)ち玉(たま)へり。
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
おいたわしいお首(つむり)をお下げなすったままうすら寒い風の中にひとり立っておいででした。
燕と王子 (新字新仮名) / 有島武郎(著)