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頭髪
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つむり
ふりがな文庫
“
頭髪
(
つむり
)” の例文
旧字:
頭髮
けれども、短く刈りこんだ
頭髪
(
つむり
)
はもう大分霜に覆われていて、うしろから眺める背のあたりにふっと老いの佗しさを見かけるときがある。
痀女抄録
(新字新仮名)
/
矢田津世子
(著)
並背
(
なみぜい
)
にていが栗の
頭髪
(
つむり
)
も思ひなしか俗とは変りて、
藤本信如
(
ふぢもとのぶゆき
)
と
訓
(
よみ
)
にてすませど、
何処
(
どこ
)
やら
釈
(
しやく
)
といひたげの
素振
(
そぶり
)
なり。
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
また一方でお
頭髪
(
つむり
)
をおかきになれば一方でもお櫛でお
頭
(
つむり
)
をおかきなさる、そのさまが実に不思議でげす。
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「では……そなたは、お父君のおいたつきが
癒
(
なお
)
るようにと、その小さい手で、
御仏
(
みほとけ
)
の
像
(
かたち
)
を作っていたのですか。……そうかや?」
頭髪
(
つむり
)
をなでると十八公麿は、母の
睫毛
(
まつげ
)
を見あげて、
幼
(
おさな
)
ごころにも
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その火の光りでこゝに
居
(
を
)
ります女を見ると、
年頃
(
としごろ
)
は三十二三
服装
(
なり
)
は
茶弁慶
(
ちやべんけい
)
の
上田
(
うへだ
)
の
薄
(
うす
)
い
褞袍
(
どてら
)
を
被
(
き
)
て
居
(
を
)
りまして、
頭髪
(
つむり
)
は
結髪
(
むすびがみ
)
でございまして、
目
(
め
)
もとに
愛嬌
(
あいけう
)
のある
仇
(
あだ
)
めいた女ですが
鰍沢雪の夜噺(小室山の御封、玉子酒、熊の膏薬)
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
額によりまする小皺まで寸分かわりません、只だかわっているところはお
頭髪
(
つむり
)
でげす、
此家
(
こゝ
)
においでになるお若さんは病中でいらっしゃるから、お頭髪なんかにお構いなさらないんで
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
汝
(
われ
)
は旅稼ぎの按摩で、枕探しで旅を稼いで居たのが、処を離れて
頭髪
(
つむり
)
を
生
(
はや
)
して黒の羽織を着て、藪医者然たる
扮装
(
なり
)
して素人を
嚇
(
おど
)
かし、大寺などへ
入込
(
いりこ
)
んで勝手は少し心得て居るだろうが
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“頭髪”の解説
頭髪(とうはつ)は、ヒトの頭部に生える毛である。毛髪(もうはつ)、髪の毛(かみのけ)、また単に髪(かみ)ともいう。
(出典:Wikipedia)
頭
常用漢字
小2
部首:⾴
16画
髪
常用漢字
中学
部首:⾽
14画
“頭髪”で始まる語句
頭髪飾