“づみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
新着のビック特製二トンづみダブルタイヤで、横浜市外の渋戸しぶと材木倉庫から米松べいまつを運搬すべく、交通の少い夜半に同国道を往復していたもので、損害といってはヘッド・ライトと機械を打壊うちこわ
衝突心理 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
それは、安治川から水を引いて水門のうちへ諸船をつないでおくお船蔵ふなぐら——。荷船、脇船わきぶね色塗いろぬり伊達小早だてこはやなどが七、八そうみえる中に、群をぬいて大きな一艘のお関船せきぶねは阿波の用船千石づみまんじ丸。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
私はふらふらと真暗い材木づみの蔭からソロソロと歩き出して、向側の車道に片足をかけようとした。この時、左の方から疾走して来たパッカードのオープンが烈しい警笛を鳴らしながら、行きすぎた。
冥土行進曲 (新字新仮名) / 夢野久作(著)