“関船”の読み方と例文
読み方割合
せきぶね100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「オオ、その元気がありゃ何よりのこと。じゃこうしよう、実は関船せきぶねの便乗もとうとう今日で駄目になっている」
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この外に、昔は海戦に用い、その後は藩主や家老などの重臣の乗用になっている関船せきぶねというがあった。
鳴雪自叙伝 (新字新仮名) / 内藤鳴雪(著)
「はははは、に受けられては大変じゃ。知っての通り、他領の者は一歩も入れぬ阿波の御領地。ましてや厳しいお関船せきぶねへは、どんな恋女房でも乗せては行かれぬ」
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)