“效”のいろいろな読み方と例文
新字:
読み方割合
かひ46.2%
30.8%
かう15.4%
しるし7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あわてたのなんのではない、が、はげしく引張ひつぱるとけさうなところから、なだめたが、すかしたが、かひさらになし、くちくはへた。
二た面 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
すぐいちやつて、わけなくぐり出されちやつたんだが、條虫が出ちまつたら、その人は、一升も飮めなくなつちやつたんだが——
夏の夜 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
奪ひ取しより面白く思ひ追々かうつむしたがひ同類を集め四國西國邊迄も海賊かいぞくかせぎ十餘年を消光おくりけるが其働そのはたらき飛鳥の如く船より船へ飛移とびうつり目にも見えざるほどゆゑ艘飛そうとびの與市と渾名あだな
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
樣子やうすあつて云ひかはせし、夫の名は申されぬが、わたし故に騷動起り、その場へ立合ひ手疵てきずを負ひ、一旦本復ほんぷくあつたれど、この頃はしきりに痛み、いろ/\介抱盡せどもしるしなく、立寄るかたも旅の空
近松半二の死 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)