“冗談口”の読み方と例文
読み方割合
じょうだんぐち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
送り手の資格について六人の青年の間にしばらく冗談口じょうだんぐちが交わされた。六人といっても園だけは何んにもいわなかった。ガンベがいった。
星座 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
気象きしょうによっては、こんな男と言葉を交すのでさえも見識けんしきにさわるように思うのであるに、この女は、それと冗談口じょうだんぐちをさえ利き合って平気でいます。
大菩薩峠:08 白根山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
竹内の冗談口じょうだんぐちに、会話は俄にはずんできた。彼はいろんな方面にもぐり込んでるだけに、単なる学生である皆の知らないような話を、いくつも持っていた。その上、彼はその晩変に饒舌だった。
反抗 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)