“此畜生”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こんちくしょう42.9%
こんちきしょう28.6%
こんちきしやう14.3%
こんちくしやう14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
京の山水、江戸の山水の比較とも変りません。「阿呆あほ言いなはれ」というは京の俳調であって、「何だ此畜生こんちくしょう」というは江戸の俳調です。
俳句上の京と江戸 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
こりゃア神様のお引合せにちげえ、何うも大きく成りやアがったなア此畜生こんちきしょうちいせえ時分別れて知れやアしねえ、本当に藤屋の娘か
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
何だ此畜生こんちきしやううぬ何故なんしや此家ここに居る? ウン此狐奴きつねめ、何だ? 寝ろ? カラ小癪な! 黙れ、この野郎。黙れ黙れ、黙らねえか? 此畜生奴、乞食ほいど癩病どす、天理坊主! 早速しらからと出て行け、此畜生奴!
赤痢 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
此畜生こんちくしやう! 親や兄の眼をくらまして、…………』
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)