“畜生道”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちくしょうどう80.0%
ちくしやうだう20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
我れとわが身をかきむしるのはこの世ながらの畜生道ちくしょうどうだ。柔和忍辱にゅうわにんにくの相が自然に備わるべき仏の子が、まるで狂乱の形じゃ。
出家とその弟子 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
「この男の父母ちちははは、畜生道ちくしょうどうに落ちている筈だから、早速ここへ引き立てて来い」と、一匹の鬼に言いつけました。
杜子春 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
あたかなによ、それ畜生道ちくしやうだう地獄ぢごくを、月夜つきようつしたやうなあやし姿すがた板戸いたど魑魅魍魎ちみまうりやうといふのであらうか、ざわ/\とそよ気色けしきだつた。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
先日青木に遇つたら、今の裁判は畜生道ちくしやうだうだと云つた。
畜生道 (新字旧仮名) / 平出修(著)