“弾丸黒子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だんがんこくし66.7%
だんがんぼくろ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と見ると、犬の大なるに比して、人の小さいこと、ほとんど子供と思われるほどの弾丸黒子だんがんこくし、それが、宙を飛んでかけつけた。
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
そこに一個の弾丸黒子だんがんこくしが置かれている。往来の人は、その晒し者の奇怪なグロテスクを一目見ると共に、その直ぐ上に立てられた捨札を一読しないわけにはゆかぬ。
大菩薩峠:38 農奴の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
林の中から弾丸黒子だんがんぼくろのようにおどり出したそれは、宇治山田の米友であります。
大菩薩峠:33 不破の関の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)