“だんがんこくし”の漢字の書き方と例文
語句割合
弾丸黒子100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と見ると、犬の大なるに比して、人の小さいこと、ほとんど子供と思われるほどの弾丸黒子だんがんこくし、それが、宙を飛んでかけつけた。
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
そこに一個の弾丸黒子だんがんこくしが置かれている。往来の人は、その晒し者の奇怪なグロテスクを一目見ると共に、その直ぐ上に立てられた捨札を一読しないわけにはゆかぬ。
大菩薩峠:38 農奴の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
走り寄った弾丸黒子だんがんこくしの姿を見ると、そのただ犬でない犬が、うなるが如く、米友に向って吠えました。
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)