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検
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み
ふりがな文庫
“
検
(
み
)” の例文
旧字:
檢
店では恐縮して、奥の一間で衣類なぞを
検
(
み
)
てみたが、もちろん品物は出てこなかった。女はふんと鼻を高くして、下女を連れて帰って行った。
早耳三次捕物聞書:02 うし紅珊瑚
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
彼はその女と私とを突合わして、何らかの反応を
検
(
み
)
ようというつもりであったらしい。
遁走
(新字新仮名)
/
葛西善蔵
(著)
脈搏を
検
(
み
)
ていた主治医は夫人に向って、もう絶望だという合図をした。松島氏はそれを見て、一層返事することを苦痛に思った。しかし、総監はその言葉の意味をきかねば死に切れぬのである。
外務大臣の死
(新字新仮名)
/
小酒井不木
(著)
深川の
田安前
(
たやすまえ
)
の
政鍜冶
(
まさかじ
)
の打った二挺の
鉋
(
かんな
)
の
研上
(
とぎあ
)
げたのを
検
(
み
)
て居ります。
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
傷口を
検
(
み
)
て菜切りと睨んだんだが、玉が四時と来て、その下の土が八つ半からの雨にしこたま濡れてるとすりゃあ、彦の鼻っ柱の千里利きじゃねえが、他から運んだと見当が立たあな。
釘抜藤吉捕物覚書:02 梅雨に咲く花
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
▼ もっと見る
お美野の死体の傍に
躙
(
にじ
)
り寄ると、はじめ一応
検
(
み
)
た時と同じように、ちょっと申訳にちらと頸筋を拭いて手をやってみたのち、それから、死体の首に結んであった細引きを両手に
扱
(
しご
)
きながら、何か
釘抜藤吉捕物覚書:13 宙に浮く屍骸
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
検
常用漢字
小5
部首:⽊
12画
“検”を含む語句
検挙
検校
塙検校
検非違使庁
検察官
検非違使
探検
検見
検査
臨検
下検分
検察
検束
探検隊
御検分
巡検
探検者
検屍
検分
検覈
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