“ぶつつか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
打突33.3%
打衝33.3%
衝突22.2%
打遣11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
慣れると伊勢関の様なお出額でこでも額越に見える。関取に打突ぶつつかるを鉄砲と称して居る。
相撲の稽古 (新字旧仮名) / 岡本一平(著)
一部の画家ゑかき仲間に天才人と言はれた青木繁が、また借金の名人で、どんな画家ゑかきでも出合頭であひがしらにこの男と打衝ぶつつかつて二ことこと話してゐると、慈善会の切符でも押し付けられたやうに
或時レオナルドがいつものやうに長い顎鬚あごひげしごきながら、市街まちを散歩してゐると、五六人の若い市民が、ダンテの詩に就いて、やかましく議論をしてゐるのに衝突ぶつつかつた。
「家でごすか、余程あれの為めに金のう打遣ぶつつかつたでがすが爺様とつさままだ確乎しつかりして御座らつしやるし、廿年前までは村一番の大尽だつたで、まだえらく落魄おちぶれねえで暮して御座るだ」
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)