“うちあた”の漢字の書き方と例文
語句割合
打衝100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
正面の壁に打衝うちあたると、そこ一面にはだかっている十一面千手観音の画像に、異様な生動が湧き起されて来るのだった。
夢殿殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
一方を当てて夜ごとには彼方かなた此方こなたを垣したる、透間すきま少し有りたる中より、奮発はずみたるまりのごとく、くぐり出でて、戸障子に打衝うちあたる音すさまじく、の内に躍り込むよと見えし
照葉狂言 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)