“にや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
30.8%
15.4%
15.4%
7.7%
7.7%
7.7%
煮焼7.7%
7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
男の教師さへここから出たためしはないに、女親に女の子、飛んだ望みの飛汁いばじるは、こちとらの身にもかかりて、例の差配の薬鑵が、家税の滞りに業をにやした挙句は、いつもあの後家殿を見習ひなさい
葛のうら葉 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)
相「殺すのは可愛相かわいそうだが、にやしてやりてえなア、だが喧嘩をした事が知れゝばうなりますか」
チャンフー事件の担当者だが、その事件が進展せず、どうやら迷宮入めいきゅういりをしそうな模様に、ごうにやしていたおりからだけに、少年探偵団からの電話をきくと、こおどりせんばかりによろこんだ。
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
林「いかんたってわしにはられませんよ、旦那様、頭へけず出来でけました、こんなににやして何うにも斯うにも、其様そんな薄穢い田舎者えなかものえやだよッて、突然いきなり烟管で殴しました」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
えやならえやで分ってるのに、突然いきなり烟管でにやすてえことがあるか、頭へけずが附いたぞ
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
先方むこうでは私が叔母の家の者であり、学校の先生ということで遇うたびに礼をして行き過ぎるのでございます、田舎の娘ににやわない色の白い、眼のはっきりとした女で
女難 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
たのしみは木芽このめにやして大きなる饅頭まんじゅうを一つほほばりしとき
曙覧の歌 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
飯もたかなければならず、おかずの煮焼にやきもしなければならない。小さな板きれでも、貴重品だ。
無人島に生きる十六人 (新字新仮名) / 須川邦彦(著)
相対あひたひする坊主ばうずくちは、三日月形みかづきなりうへおほきい、小鼻こばなすぢふかにやつて
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)