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打
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うつ
ふりがな文庫
“
打
(
うつ
)” の例文
秀ちやんは、余り評判がいゝのですつかり悦んでしまつて、妙な手振をして、盛んにおどりました。観る者は手を
打
(
うつ
)
てはやしたてました。
泣き笑ひ
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
家主
(
あるじ
)
壮夫
(
わかもの
)
三五人を
伴
(
ともな
)
ひ来りて光る物を
打
(
うつ
)
に石なり、皆もつて
怪
(
くわい
)
とし石を竹林に捨つ、その石
夜毎
(
よごと
)
に光りあり、村人おそれて夜行ものなし。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
『ほんとに、さうでしたねえ』と
誰
(
だれ
)
か
合槌
(
あひづち
)
を
打
(
うつ
)
て
呉
(
く
)
れた、と
思
(
おも
)
ふと
大違
(
おほちがひ
)
の
眞中
(
まんなか
)
。
義母
(
おつかさん
)
は
今
(
いま
)
しも
下
(
した
)
を
向
(
むい
)
て
蒲鉾
(
かまぼこ
)
を
食
(
く
)
ひ
欠
(
か
)
いで
居
(
を
)
らるゝ
所
(
ところ
)
であつた。
湯ヶ原ゆき
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
打
(
うつ
)
のみなり
斯
(
かゝ
)
る處へ引續いて南町奉行大岡越前守殿出馬あり今此車坂下の四ツ辻を
通
(
とほ
)
り
懸
(
かゝ
)
られし處
流石
(
さすが
)
に町奉行の
威權
(
ゐけん
)
あれば町方の者先へ
立
(
たち
)
往來
(
わうらい
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
其れからと云ふもの、昨日迄の無情の世の中とは
打
(
うつ
)
て
変
(
かはつ
)
て、
慥
(
たしか
)
に希望のある楽しき我が身と生れ替つたのです、——そして日曜日が誠に待ち遠くて
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
▼ もっと見る
譫言
(
うわごと
)
の様な意味のないことをブツブツと呟いて見たり、色々狂気めいた仕草をして、それでも、やっと又枕につきましたが、今度は盛んに寝返りを
打
(
うつ
)
のです。
屋根裏の散歩者
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
打
(
うつ
)
て
笑
(
わら
)
はるゝ
筈
(
はず
)
を
何
(
なん
)
の
涙
(
なみだ
)
お
化粧
(
つくり
)
がはげては
氣
(
き
)
の
毒
(
どく
)
なり
牛
(
うし
)
に
乘換
(
のりか
)
へるうまき
話
(
はなし
)
も
内々
(
ない/\
)
は
有
(
あ
)
ることならんを
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
水
(
みづ
)
に
影
(
うつ
)
る
月
(
つき
)
を
奪
(
うば
)
はんとする
山猿
(
やまざる
)
よ、
無芸
(
むげい
)
無能
(
むのう
)
食
(
しよく
)
もたれ
総身
(
そうみ
)
に
智恵
(
ちゑ
)
の
廻
(
まは
)
りかぬる
男
(
をとこ
)
よ、
木
(
き
)
に
縁
(
よつ
)
て
魚
(
うを
)
を
求
(
もと
)
め
草
(
くさ
)
を
打
(
うつ
)
て
蛇
(
へび
)
に
驚
(
をどろ
)
く
狼狽
(
うろたへ
)
者
(
もの
)
よ、
白粉
(
おしろい
)
に
咽
(
む
)
せて
成仏
(
じやうぶつ
)
せん
事
(
こと
)
を
願
(
ねが
)
ふ
艶治郎
(
ゑんぢらう
)
よ
為文学者経
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
、
三文字屋金平
(著)
重畳
(
ちょうじょう
)
の幸福と人の
羨
(
うらや
)
むにも似ず、何故か始終浮立ぬようにおくらし
成
(
なさ
)
るのに不審を
打
(
うつ
)
ものさえ多く、それのみか、
御寵愛
(
ごちょうあい
)
を重ねられる殿にさえろくろく笑顔をお作りなさるのを見上た人もないとか
忘れ形見
(新字新仮名)
/
若松賤子
(著)
して二百八十八
箇
(
か
)
の
銀星
(
ぎんのほし
)
打
(
うつ
)
たる
鐵棒
(
てつのぼう
)
を
鬼桃太郎
(旧字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
石を
打
(
うつ
)
狐守る夜の砧かな
俳人蕪村
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
家主
(
あるじ
)
壮夫
(
わかもの
)
三五人を
伴
(
ともな
)
ひ来りて光る物を
打
(
うつ
)
に石なり、皆もつて
怪
(
くわい
)
とし石を竹林に捨つ、その石
夜毎
(
よごと
)
に光りあり、村人おそれて夜行ものなし。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
寵
(
こめ
)
呪
(
のろ
)
ひ
呉
(
くれ
)
んと三郎兵衞の
人形
(
ひとがた
)
を
拵
(
こしら
)
へ是へ
釘
(
くぎ
)
を
打
(
うつ
)
て或夜三郎兵衞が
裏口
(
うらぐち
)
より
忍
(
しの
)
び入り
居間
(
ゐま
)
の
縁
(
えん
)
の下に
埋
(
うづ
)
め置是で
遺恨
(
ゐこん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
楯
(
たて
)
に受ると見えしが
無慘
(
むざん
)
や女は一聲きやつと
叫
(
さけ
)
びしまゝに切下げれば
虚空
(
こくう
)
を
掴
(
つか
)
んでのた
打
(
うつ
)
間
(
ひま
)
に雲助又も
棒
(
ぼう
)
追取
(
おつとり
)
上臺が
膝
(
ひざ
)
を横さまに
拂
(
はら
)
へば
俯伏
(
うつふし
)
に倒るゝ所を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
打
常用漢字
小3
部首:⼿
5画
“打”を含む語句
打擲
打付
打衝
打捨
打倒
打突
打附
打撲
打合
打棄
打毀
打壊
打破
打切
打遣
打着
打砕
打伏
打叩
打込
...