どや)” の例文
「下宿屋のまづいめしを一日に十ぺん食つたら物足りる様になるか考へて見ろ」といきなり警句でもつて三四郎をどやしつけた。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
三四郎は此所こゝて、さら悄然しよげて仕舞つた。何所どこの馬の骨だかわからないものに、あたまがらない位どやされた様な気がした。ベーコンの二十三ページに対してもはなはだ申訳がない位に感じた。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)