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打
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だ
ふりがな文庫
“
打
(
だ
)” の例文
「こらっ、待て。まだ百
打
(
だ
)
は打ッていないぞ。なぜサバを読むか。さては、なんじら皆、追放人の
高
(
こう
)
から、
賄賂
(
わいろ
)
をもらっておるな」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
同時に起き上がった宗三郎、小刀は下段、大刀は上段、はじめて付けた天地の構え、
乾坤
(
けんこん
)
を
打
(
だ
)
して一丸とし、二刀の間に置くという、すなわち円明流必勝の手、グッと睨んだものである。
任侠二刀流
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
一ハ
打
(
だ
)
シ、一ハ刺ス、棒ニ
刃
(
やいば
)
ナクンバ何ヲ以テ刺スコトヲ
為
(
な
)
サン。
大菩薩峠:36 新月の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
……故に、自らすすんで一計を立て、まず味方を欺かんがためにわざと百
打
(
だ
)
の
笞
(
しもと
)
をうけたものじゃ。この苦痛も呉国のためと思えば何でもない
三国志:07 赤壁の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「——
太祖
(
たいそ
)
武徳皇帝いらい、定めおかれた刑法の一として、牢城初入りの
流人
(
るにん
)
には、一百
打
(
だ
)
の殺威棒をくだす
掟
(
おきて
)
だぞ。——それっ者ども、叩きのめせ」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
王婆は、
竹矢来
(
たけやらい
)
の中でも、泣きどおしに泣いて斬られた——時刻もちょうどその頃であった。一方の武松は、奉行所の裏門外で、四十
打
(
だ
)
の“青竹叩き”を背にうけていた。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それへ向って、さらに正季の二
打
(
だ
)
が追いをみせたときである。縁の上から正成が
私本太平記:11 筑紫帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
一
揮
(
き
)
風
(
かぜ
)
をよび、一
打
(
だ
)
颯血
(
さっけつ
)
を立てるものは、
加賀見忍剣
(
かがみにんけん
)
の
禅杖
(
ぜんじょう
)
でなくてはならない。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
百
打
(
だ
)
の刑杖を加えられ、皮肉裂け、血にまみれ、気は
喪
(
うしな
)
うにいたる。
三国志:07 赤壁の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
如何にや、眠る吉良殿の
胆
(
きも
)
にも
応
(
こた
)
えよと、三
打
(
だ
)
、四打!
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
即ち、獄卒に命じて
杖
(
じょう
)
百
打
(
だ
)
を加えることになった。
三国志:07 赤壁の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
打
常用漢字
小3
部首:⼿
5画
“打”を含む語句
打擲
打付
打衝
打捨
打倒
打突
打附
打撲
打合
打棄
打毀
打壊
打破
打切
打遣
打着
打砕
打伏
打叩
打込
...