“御姿”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みすがた39.3%
おんすがた28.6%
おすがた28.6%
ミスガタ3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
郎女は尊さに、目のれて来る思いがした。だが、此時を過してはと思う一心で、御姿みすがたから、目をそらさなかった。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
頼春は忽然数年前に、日野資朝すけとも卿の別館の夜の後苑でその御方おんかたの、御姿おんすがた御声おんこえとに接しまつった事を、まざまざと脳裡に映し出した。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
今の御姿おすがたはもう一里先か、エヽせめては一日路いちにちじ程も見透みとおしたきを役たたぬ此眼の腹だたしやと門辺かどべに伸びあがりての甲斐かいなき繰言くりごとそれももっともなりき。
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
郎女は尊さに、目のれて来る思ひがした。だが、此時を過してはと思ふ一心で、御姿ミスガタから、目をそらさなかつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)