ちょう)” の例文
諏訪栄三郎、そのさまを見るより、昨夜来、血に飽いている武蔵太郎をちょうッ! とひるがえして、左膳へ斬りこむ。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
気をいらだって源助町の比企一隆斎、鏡丹波らが、一時に左右から斬りこんで、たちまちちょうッ! の刃音、はつ! の気合い、混剣乱陣こんけんらんじんの場と化し去ったが、茨右近は
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
声とともに躍りあがった栄三郎がいままでに何人か月輪の士の肉を咬み骨を削った武蔵太郎を正面にかざしてちょうッ! 撃ちこもうとしたとき、列を進んで中間にはいったのが土生はぶ仙之助だ。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
行燈あんどんの下、山城守と造酒、ちょう! 打! と鍔元を鳴らして、微笑を交した。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)