“土生”の読み方と例文
読み方割合
はぶ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
を振りあげた泰軒、たちまち四、五人に水礼をほどこす。栄三郎にかわされた土生はぶ仙之助も、はずみを食って水音寒く川へのめりこんだ。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「道はいうまでもなくけわしい、けれどそれよりも困難なことがある。それは羽黒山の奥に住んでいる土生はぶ一族だ」
梟谷物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
土生はぶ仙之助、つづみの与吉よきちなどの顔がそのなかに見られたが、みな血走った眼をらして左膳とお藤を交互に眺めているだけで言葉もない。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)