“手盛”の読み方と例文
読み方割合
てもり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
磯は黙って煙草をふかしていたが、煙管きせるをポンと強くはたいて、ぜんを引寄せ手盛てもりで飯を食い初めた。ただ白湯さゆぶっかけてザクザク流し込むのだが、それが如何いかにも美味うまそうであった。
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
叔母は真事の立ったあとへ坐って、さっさと松茸飯まつだけめし手盛てもりにして食べ始めた。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)