“ウチ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:うち
語句割合
44.8%
20.7%
10.3%
自家6.9%
内裡3.4%
3.4%
3.4%
烏什3.4%
3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「だから今度田中さんが、そのウチには子供も大勢だし、誰も世話する者がないから自分が世話をしに、満洲のその家に世話に行くんだつて。」
耕二のこと (新字旧仮名) / 中原中也(著)
非職凡下ボンゲヲイワズ、伊勢ノ車ノ庄ヲ恩賞ニテ行ナワルヨシ、関東ノ御教書ミギョウショ有之コレアリ、ソノ上ニ定遍ジョウヘンズ三日ガウチニ六千貫ヲ与ウベシ、御内ミウチ伺候シコウノ人、御手オンテノ人ヲ討チタラン者ニハ五百貫
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
どだい兄公殿アニキドノが、少し佛りが過ぎるでなう——。自然ウチうらまで、そんな氣風がしみこむやうになつたかも知れぬぞ——。時に、お身のみ館の郎女イラツメも、そんな育てはしてあるまいな。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
自家ウチの成太郎のかづいてゐる殻の堅さ、理くつのない男には気になつて為方がなかつた。
「たまだれの内裡ウチ」と枕詞風に見ても、此点の不都合は免れることが出来ぬ。
鸚鵡小町 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
能始たるオモテは弥勒ウチ
松本たかし句集 (新字旧仮名) / 松本たかし(著)
あまんしやぐめが、其邪魔をしようと、一番鶏の鳴きまねをした。たけたの番匠が「けいまぎ(掻い曲げ)うっちょけ(ウチ置け)」
雪の島:熊本利平氏に寄す (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
莎車(今の葉爾羌ヤルカンド)龜茲(今の庫車クチヤ)温宿(今の阿克蘇アクス)姑墨(今のパイ)尉犂(今の烏什ウチ)五國の聯合軍五萬を、詭計を用ゐて、その勢力を分割せしめ、一擧にして之を撃破して居る。
東漢の班超 (旧字旧仮名) / 桑原隲蔵(著)
此頃(ピストヲルたんぽふ)ハ大分よくウチ申候。