“家(ウチ)” の例文
「エエ、イマイマシイ、ボクノハウカラ、口ヲキイテヤルナンテコトハナイ。」ト ハラヲタテテ ソノママオ家(ウチ)ヘモドリマシタ。
オ寝坊ナ ジヤガイモサン (新字旧仮名) / 村山籌子(著)
「だから今度田中さんが、その家(ウチ)には子供も大勢だし、誰も世話する者がないから自分が世話をしに、満洲のその家に世話に行くんだつて。」
耕二のこと (新字旧仮名) / 中原中也(著)
ソレデ、フルイ、マガッタ大キナ家(ウチ)ノ三ガイノ一バン上ノ小ッチャイトコロヘ、ウツッタノ。ソコヘ上ルノニ、トチュウデ何ンベンモヤスンデ、イキヲ入レナケレバナラナイノ。
テガミ (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
でもね、お前さんが家(ウチ)にゐたつて邪魔ぢやアないんだよ。淋しくないし、みんなとても悦んでるんだから——ほんと。だからお前さんが仕事を見つけて、いくらでもいいから口前を
竹藪の家 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
コノ家(ウチ)ノオ婆サンハ、恐シイ魔法使デス。時々真夜中ニ私ノ体ヘ、『アグニ』トイフ印度(インド)ノ神ヲ乗リ移ラセマス。私ハソノ神ガ乗リ移ツテヰル間中、死ンダヤウニナツテヰルノデス。
アグニの神 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
官位(カウブリ)はかうぶり。昔ながらの氏は氏——。なあ、さう思はぬか。紫微中臺の、兵部省のと、位づけるのは、うき世の事だは。家(ウチ)に居る時だけは、やはり神代以來(カミヨイライ)の氏上(ウヂノカミ)づきあひが、えゝ。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
家(ウチ)ガ仲ノ町デ、引手茶屋ヲシテイマシタカラ……
三の酉 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)
アクル朝、ボンコチヤンハ、ボーイサンニ「バウシノオ父サン」ノオ家(ウチ)ヲキイテ、トコロトバンチヲカイテモラヒマシタ。
バウシ ノ ユクヘ (新字旧仮名) / 村山籌子(著)
雑書読みの居る家(ウチ)を何日目かに訪(ト)ひ寄つた時代であつたことだ。
鏡花との一夕 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
私の敵の男が借りて待つてゐる家(ウチ)まで届けてやつたりした。
我が生活 (新字旧仮名) / 中原中也(著)
アマリクルシイノデ、ボンコチヤンハオイシヤサマノイツタヤウニ、ビヨウキガナホルノナラ、モンコチヤンノオ家(ウチ)ヘカヘリタイトイヒマシタ。
バウシ ノ ユクヘ (新字旧仮名) / 村山籌子(著)
家(ウチ)に居る時だけは、やはり神代以來(カミヨイライ)の氏上(ウヂノカミ)づきあひが、えゝ。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫、釈迢空(著)
ソレデ、人参サンハ決心シテ、ジヤガイモサンノオ家(ウチ)ヘカケコンデ、眠ツテイルジヤガイモサンヲユスブリマシタ。
オ寝坊ナ ジヤガイモサン (新字旧仮名) / 村山籌子(著)
家(ウチ)に居る時だけは、やはり神代以来(カミヨイライ)の氏上(ウヂノカミ)づきあひが、えゝ。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ボンコチヤンハ家(ウチ)ヲトビダシテ、アツチコツチヲアルキマシタケレドモ、ツカレテ、ダンダンネムクナリマシタノデ、自転車ニノツテ、ホテルヘユキマシタ。
バウシ ノ ユクヘ (新字旧仮名) / 村山籌子(著)
其では、家(ウチ)の久須麻呂が泣きを見るからの。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫、釈迢空(著)
アトニナツテ、人参サンハ ジヤガイモサント、ケンクワヲシテヰルコトヲ思ヒ出シマシタガ、シカタナク、何度モ、ソノコトヲ話ニジヤガイモサンノオ家(ウチ)ノ入口マデ行ツテハ
オ寝坊ナ ジヤガイモサン (新字旧仮名) / 村山籌子(著)
其では、家(ウチ)の久須麻呂が泣きを見るからの。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
ソレヲ私(ワタシ)ハ持ツテヰマス。ミタイカタハ、私(ワタシ)ノ家(ウチ)ヘ遊ビニオイデナサイ。
其では、家(ウチ)の久須麻呂が泣きを見るからの。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)