“ナカ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:なか
語句割合
36.4%
31.8%
18.2%
9.1%
4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「外の女よりはきらい、私が自分でお金をとる様になったら部屋中机のナカ中にまきちらして置いたらと思ってるほどだから……」
芽生 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
院ノ庄の行宮あんぐうへ忍んで有名な——天勾践テンコウセンムナシュウスルナカレ——を桜の木に書いて去ったと伝えられる児島高徳たかのり(備後ノ三郎)は、どうもむずかしいまぼろしの人物なので
随筆 私本太平記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
めしいを連れてのそんな足掻あがきは、しょせん無謀とも迷わざるをえない。——妄想スルナカレ、妄想スル莫レ……と胸でいってみる。でも、それはどうしていたらいいことなのか。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ナカの皮がカシヤカシヤする
自滅 (新字旧仮名) / 中原中也(著)
ナカにいた経験が、そういう人間的深さの上には何プラスも加えぬものだろうか。