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ナカ
ふりがな文庫
“
中
(
ナカ
)” の例文
もっとも隣りが、那珂郡ですから
上
(
カミ
)
と
中
(
ナカ
)
だと云う人もありますが、あの近所は方々に神山だの石神などと神の字の在所があるところでね。
明治開化 安吾捕物:18 その十七 狼大明神
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
「外の女よりはきらい、私が自分でお金をとる様になったら部屋中机の
中
(
ナカ
)
中にまきちらして置いたらと思ってるほどだから……」
芽生
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
その晩は、更けて月が
上
(
ノボ
)
つた。身毒は夜
中
(
ナカ
)
にふと目を醒ました。見ると、信吉法師が彼の肩を持つて、揺ぶつてゐたのである。
身毒丸
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
家郷追放
(
カキョウツイホウ
)
、
吹雪
(
フブキ
)
ノ
中
(
ナカ
)
、
妻
(
ツマ
)
ト
子
(
コ
)
トワレ、
三人
(
サンニン
)
ヒシト
抱
(
ダ
)
キ
合
(
ア
)
イ、
行
(
ユ
)
ク
手
(
テ
)
サダマラズ、ヨロヨロ
彷徨
(
ホウコウ
)
、
衆人蔑視
(
シュウジンベッシ
)
ノ
的
(
マト
)
タル、
誠実
(
セイジツ
)
、
小心
(
ショウシン
)
、
含羞
(
ガンシュウ
)
ノ
徒
(
ト
)
、オノレノ
百
(
ヒャク
)
ノ
美
(
ウツク
)
シサ、
一
(
イチ
)
モ
言
(
イ
)
イ
得
(
エ
)
ズ、
高円寺
(
コウエンジ
)
ウロウロ
創生記
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
其に入りこみの多い池を
周
(
メグ
)
らし、池の中の島も、飛鳥の宮風に造られて居た。東の
中
(
ナカ
)
み
門
(
カド
)
、西の
中
(
ナカ
)
み
門
(
カド
)
まで備つて居る。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
▼ もっと見る
東の
中
(
ナカ
)
み
門
(
カド
)
、西の
中
(
ナカ
)
み
門
(
カド
)
まで備つて居る。どうかすると、庭と申さうより、
寛々
(
クワンヽヽヽ
)
とした空き地の廣くおありになる宮よりは、もつと手入れが屆いて居さうな氣がする。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
東の
中
(
ナカ
)
み
門
(
カド
)
、西の
中
(
ナカ
)
み
門
(
カド
)
まで備つて居る。どうかすると、庭と申さうより、
寛々
(
クワンヽヽヽ
)
とした空き地の廣くおありになる宮よりは、もつと手入れが屆いて居さうな氣がする。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
その頃、國原の水は、
水澁
(
ソブ
)
臭く、
土
(
ツチ
)
濁りして、日のみ子さまのお
喰
(
メ
)
しの
料
(
シロ
)
に叶ひません。
天
(
テン
)
の神
高天
(
タカマ
)
の
大御祖
(
オホミオヤ
)
教へ給へと祈らうにも、國
中
(
ナカ
)
は國低し。山々もまんだ
天
(
テン
)
遠し。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
その頃、国原の水は、
水渋
(
ソブ
)
臭く、
土
(
ツチ
)
濁りして、日のみ子さまのお
喰
(
メ
)
しの
料
(
シロ
)
に
叶
(
カナ
)
ひません。
天
(
テン
)
の神
高天
(
タカマ
)
の
大御祖
(
オホミオヤ
)
教へ給へと祈らうにも、国
中
(
ナカ
)
は国低し。山々もまんだ
天
(
テン
)
遠し。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
その頃、國原の水は、
水澁
(
ソブ
)
臭く、
土
(
ツチ
)
濁りして、日のみ子さまのお
喰
(
メ
)
しの
料
(
シロ
)
に叶ひません。
天
(
テン
)
の神
高天
(
タカマ
)
の
大御祖
(
オホミオヤ
)
教へ給へと祈らうにも、國
中
(
ナカ
)
は國低し。山々もまんだ
天
(
テン
)
遠し。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
……
堅磐常磐
(
カキハトキハ
)
に
斎
(
イハ
)
ひまつりて、いかし御世に栄えしめまつり、康治元年より始めて、天地日月と共に、照し
明
(
アカ
)
らしましまさむことに、
本末
(
モトスヱ
)
傾かず、いかしほこの
中
(
ナカ
)
執
(
ト
)
り持ちて
日本文学の発生
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
“中”の意味
《名詞》
【なか】 物の内側。
【チュウ】 大きいとも小さいとも言えない状態。
【チュウ】 成績評価において、優れているとも劣っているとも言えない状態。平均的。
【チュウ】 大規模な文章や書籍などで、中の方の部分。
(出典:Wiktionary)
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
“中”を含む語句
家中
中央
夜中
女中
連中
日中
中心
懐中
中間
室中
山中
中風
市中
心中
最中
掌中
中止
途中
真中
中旬
...