“大御祖”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
オホミオヤ50.0%
おおみおや33.3%
おほみおや16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その頃、國原の水は、水澁ソブ臭く、ツチ濁りして、日のみ子さまのおしのシロに叶ひません。テンの神高天タカマ大御祖オホミオヤ教へ給へと祈らうにも、國ナカは國低し。山々もまんだテン遠し。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
不肖ふしょう季忠も、きょう御合戦のおん供に従うからには、大御祖おおみおやたちが具足し給うた御心をもって心をよろい、私慾私心の功名のためには戦わぬ所存でござる。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
てんの神様、高天たかま大御祖おほみおや教へ給へと祈るにも、国なかは国低し。山々も尚天に遠し。大和の国とり囲む青垣山では、この二上、山空行く雲のかよと昇り立つて、祈りました。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)