大御祖おおみおや)” の例文
不肖ふしょう季忠も、きょう御合戦のおん供に従うからには、大御祖おおみおやたちが具足し給うた御心をもって心をよろい、私慾私心の功名のためには戦わぬ所存でござる。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その頃、国原の水は、水渋そぶ臭く、土濁りして、日のみ子さまのお喰しのしろに叶いません。天の神高天たかま大御祖おおみおや教え給えと祈ろうにも、国中は国低し。山々もまんだ天遠し。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)