“御一所”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごいつしよ60.0%
ごいっしょ40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
恐入おそれいりました。うぞ此方こつちへ。貴方あなた御一所ごいつしよに、後生ごしやうですから。……背後うしろから追掛おつかけてるやうでらないんですもの。」
艶書 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
剛さんは如何どうなすつたでせう、今夜こよひはお帰りの日取なんだが、今頃までお帰りないのは、大方おほかた此の雨でお泊りのでせう、お一人なら雨や雪に頓着とんちやくなさるひとぢやないけれど、お友達と御一所ごいつしよでは
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
お登和嬢「マアいいでございませんか。御一所ごいっしょに御飯を召上っていらっしゃいまし」としきりに引留めて人々の帰りを
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
頼母たのもしいのねえ、貴下あなたは……えゝ、知つて居ますとも、多日ひさしく御一所ごいっしょに居たんですもの。」
貴婦人 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)