“腕白小僧”の読み方と例文
読み方割合
わんぱくこぞう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼はホテルの十日間を、何の屈託くったくもなく、腕白小僧わんぱくこぞうの様にほがらかに暮した。ホテルのボートを借りて湖水をまわるのが日課だった。
魔術師 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
しかし容貌のごときは腕白小僧わんぱくこぞうにはさほどの感じもないから、幼少のころは平気に聞き流して意に介せなかった。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
あるところに一人の腕白小僧わんぱくこぞうが居った、ある日近所の子供といくさごっこをしていたが、竹の棒で一人の子供の頭に、大きなたんこぶをこしらえた、いたいいたいと子供は泣き出した
糞尿譚 (新字新仮名) / 火野葦平(著)