“腕白盛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
わんぱくざか40.0%
わんぱくざかり40.0%
いたずらざか20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのころの太郎はようやく小学の課程を終わりかけるほどで、次郎はまだ腕白盛わんぱくざかりの少年であった。私は愛宕下あたごしたのある宿屋にいた。
(新字新仮名) / 島崎藤村(著)
留守になると、橋手前には腕白盛わんぱくざかりの滝太一人、行儀をしつけるものもなし、居まわりが居まわりなんで、鼻緒を切らすと跣足はだし駆歩行かけあるく、袖が切れれば素裸すッぱだかで躍出る。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
腕白盛いたずらざかりの坊ちゃんは「静かにしていらっしゃい」と言われて人気の少ない
山の手の子 (新字新仮名) / 水上滝太郎(著)