“わんぱくざか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
腕白盛50.0%
湾泊盛25.0%
蛮貊盛25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見ると、神社の祭礼のおりに、服装のみすぼらしい浪人とあなどって、腕白盛わんぱくざかりのいたずらから多勢を頼みに悪口を浴びせかけた背の高い男がそこにたたずんでいる。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
姉をおせいと言ッて、その頃はまだ十二のつぼみおとといさみと言ッて、これもまた袖で鼻汁はな湾泊盛わんぱくざかり(これは当今は某校に入舎していて宅には居らぬので)
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
さても変れば変る者かな、しょうの郷を出でしは七年の昔、彼が十三、四の蛮貊盛わんぱくざかりなりし頃なり、しかるに今は妻をさえ迎えて、遠からず父と呼ばるる身の上なりとか。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)