“鼠小僧次郎吉”の読み方と例文
読み方割合
ねずみこぞうじろきち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
暗がりの乙松といえば、天保三年八月お仕置になった鼠小僧次郎吉ねずみこぞうじろきちの二代目とまでいわれた大盗人である。
暗がりの乙松 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
今から六年前のちょうど今月今日召捕られまして、八月十九日に小塚こづかぱらでお仕置を受けました鼠小僧次郎吉ねずみこぞうじろきちなんか、その五人の中には入って居りません。あんな野郎はまだ駆出しで
怪異暗闇祭 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
ぼくのいわゆる英雄は活動写真の近藤勇こんどういさみではない、国定忠治くにさだちゅうじではない、鼠小僧次郎吉ねずみこぞうじろきちではない、しかもまた尊氏たかうじ清盛きよもり頼朝よりともたぐいではない、手塚君の英雄でもなければ野淵君の英雄でもない
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)